那覇市立病院
アートコンセプト 「結い」「導く」「癒し」
音楽、映像、光を使って、移ろい、変化するアート
リラックスした雰囲気を生み出し、心を結び、音で導く、癒しの演出と
五感に働きかける新感覚のホスピタルアート
音楽のアート:Songs for 那覇市立病院 Music by Vegetable Record
~那覇らしさにこだわったサイトスペシフィックな音楽~
空間を構成する重要なデザイン要素として楽曲を捉えた『音楽を使った空間デザイン』
那覇市内で自然の音源を録音し、リズムや雰囲気を取り入れ那覇らしさにこだわった音楽
#エレベーターホールとエレベーター内
首里の石畳、末吉公園の森、波之上ビーチの海、といった場所でフィールドレコーディングを行い
環境の音源を採取して使用し、琉球の音階や楽器、琉球のリズムに再構築して作成
#化学療法室
朝昼夕の時間帯によって、テンポや調性などのフレーズが変化しながらアロマのように流れる
#リハビリテーション室
生命力のある強い那覇の植物群をイメージした自然の中にいるような雰囲気を作る
琉球舞踊のリズムをベースに、三線や波のリズムを思わせる音色に向かって歩き出したくなるように制作。
映像のアート:Outline of everything ~ yui ~ Artist:林勇気
~写真から輪郭線を描き、線を結ぶアニメーション~
★小児外来待合 全て那覇市にある発見して楽しい風景を題材に撮影し、写真に写り込んだ物の輪郭線をたどり、
物が表れてまた元の線に戻るを繰り返し、延々と続く‥‥
移り変わりをエンドレスに見続けてしまう感覚を図ったアニメーション映像。
映像のアートとそこから展開する子どものための空間:Artist:先崎哲進(デザイン)× 林勇気(映像)
~みんなのわがや いのちつながるマングロモリ~
★小児病棟プレイルーム・廊下扉と床・病室内
光のアート:ストレリチアの花の色彩 Artist:下山肇
~日時計のように時間ごとに移り変わる光~
★デイルーム
明るく陽気な南国の鮮やかな色彩からインスピレーションし
輝度が高い那覇らしい光の色をダイクロイックガラスで表現
日時計のように、朝・昼・夕・夜 時間による環境光の明るさの変化にともなって、
光の色の濃淡が変化し1日中グラデーションが輝く
さらにスポットライトの調光プログラミングにより、ダイクロイックガラスの反射光と透過光の表情が
ゆっくりと変化
(動画では一部タイムラプスで長時間の変化を圧縮して短時間で撮影しているため
実際の変化速度と見え方が異なります。)
■計画概要
建築主:地方独立行政法人 那覇市立病院
設計・監理:梓設計・ワールド設計・国吉設計 設計共同体
施工:熊谷組・共和産業・佐平建設・大晋建設 共同企業体
photo:Yuki Hayashi ARTCOCO



















