みなみの星病院
外来エリアは、病院の理念を表現し、心地よく印象づけることを目的としたアート、
病棟エリアは、地域の方々にとって親しみ深い素材を使いながら、新しい試みを取り入れたアートです。
◆1階総合受付_カウンター
予防や治療を通して、健康・生き甲斐・長寿を提供することで、明るくキラキラ光る星のように地域づくりに貢献したい、
という病院理念を、大小の光の中、南の位置にかがやく「一つ星」で表現しました。
※「一つ星」は病院のCI(コーポレートアイデンティティー)の星形を使用
◆1階外来待合_各診察室
病院のCIカラーを基調とした色の組み合わせで、受付から外来待合のイメージを統一しました。
◆2階病棟_各病室
組子制作協力(株式会社タニハタ/富山市)×三角コイリング
【使用した文様:麻の葉、胡麻、桜、帝つなぎ、角麻、竜胆、積石亀甲】
組子文様に込められた願いを大切にしながら、各病室毎にレリーフを制作。
サイン的な役目も含め、患者様一人一人を大切に想う気持ちを込めました。
◆2階リハビリ_壁面
越中八尾和紙制作協力(有限会社桂樹舎/富山市)
富山市の伝統工芸「越中八尾和紙」の歴史は室町時代まで遡り、江戸時代には薬を包むための紙として普及、
現在では鮮やかな色彩と美しい文様で見る人の目を愉しませています。現在も広く愛される伝統素材を使用
したオリジナルレリーフで、自分と向き合う患者様へのエールの想いを込めました。
アーティスト:豊嶋敦史、吉村直美
組子制作協力:株式会社タニハタ
和紙制作協力:有限会社桂樹舎
計画概要
建築主:医療法人社団双星会 みなみの星病院
設計 :株式会社内藤建築事務所
施工 :辻建設株式会社
Photo:Ken Kato